玄関入口をアーチ型にしたり、和室に曲線を使った障子を設置したり、ちょっと凝って壁を様々な形にしたりと、仕上がりを曲線にする施工方法があります。

見た目もやわらかく、優しくなり、また外観や内装のアクセントにもなります。
自分だけのオリジナル感も出ますし、家への思い入れがより一層深まるかもしれません。

しかし、直線での仕上げに比べ、総じて価格は高くなる傾向にあります。

なぜか?

施工が難しいからです。

曲線(R)に仕上げることは、手間もかかります。
骨組みになる材料も、基本的にはまっすぐなものが多く、その材料を加工し丸く仕上げていくか、あるいはオーダーで業者に作成させるかという形になります。
直線であればそのまま使用できる材料を加工することにより、手間が増え、施工費や材料費がアップしてしまいます。

オーダー品になれば、汎用品より当然費用がアップします。

また、壁を塗ったり、タイルを貼ったりするのも、曲線の方が施工が難しい傾向にあります。
タイルなどは、曲線に仕上げるため、切ったり削ったりする必要があり、手間も増えますし、仕損じが発生したり、歩留まりが悪くなったりします。

きれいなアーチを出すのにも、技術が必要になってきます。
前後左右が対象であるかや、きれいなアーチ(アール)が出せているかなど、直線的な仕上げに比べると注意すべき箇所が多いです。

場合によっては、専門の職人さんでないと施工できない場合もあり、そうなると人件費も通常よりアップします。

2~3倍のコストアップになるというデータもありますので、採用するかしないかは予算とこだわりとの兼ね合いになってきそうです。

2・3枚目の写真のような施工は、一般家庭ではなかなか見かけませんが、家をトータルで考え、部分的に採用することで取り入れることは可能です。
ハウスメーカーによっては、1枚目のような施工を売りにしているところもありますので、採用を検討しているようであれば、そういったハウスメーカーを探すのもよいかもしれません。