リビングや浴室を2階に設置することで、日当たりを確保したり、見晴らしをよくしたり、隣地と生活での目線が合わないようにするなどの利点がありますが、コストに関してはアップしてしまいます。

例えば、お風呂。
浴槽にお湯をはると、200~300kgほどの重さになります。
この重さを支えるため、通常より頑丈な造りにする必要があり、材料費・工数などがアップ
します。
1階であれば、家の土台となる基礎で支えるため、改めて支えるための補強や追加工事
などの必要がありません。

また、キッチンや浴室などの排水管の距離が延びますし、天井裏に排水管を納めなければならず、工事自体もやりにくくなるので、当然コストアップの要因となります。

材料や住宅設備の搬入も、すべて2階まで上げなければならず、場合によっては重機を使って搬入しなければならないこともあります。
キッチンなどの大きな設備になると、ある程度大きな間口が必要となり、搬入するために2階に大きな窓を設置しなければならないなどの弊害が出る可能性もあります。

これは新築の時だけではなく、住宅設備の故障で交換・取替しなければならなくなった場合も、同じ問題が発生します。

水漏れなどが発生してしまうと、その被害が2階だけでなく天井裏や1階にまで及ぶリスクもあります。

生活のメインとなるリビングが2階なので、歳を取っても必ず2階に上がらなければならないので、足腰が弱ってくると上り下りだけが苦になることも想定されます。

健康であれば何も問題ないのですが、バリアフリー化の観点からみれば、2階に設置するのは?となってしまいます。

買い物や小さな子供を抱っこしての上り下りも、常に発生することになります。

と、デメリットばかりつらつら書きましたが、メリットもあります。

  • 周りが住宅でも、1階より開放感があり、日当たりもよく明るい空間にできる
  • 外からの視線が気になりにくい
  • 天井を高く取りやすくなる
  • バルコニーとリビングとのつながりの相性が良い
  • 1階に子供部屋・寝室などを置き、壁を増やすことで、耐震性が良くなる

1度建ててしまった後にリビングを2階→2階にすることは、正直難しいので、メリット・デメリットをよく把握・検討し、将来的な生活状況も加味しながら、慎重に決めていく必要があると思います。

都会のように土地代が高く、小さな土地しか購入できない場合は、1階を駐車場にして、2階・3階を生活空間にするお家もたくさんあります。