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KLC新築の標準仕様

べた基礎工法

住宅における基礎とは、家の重さ(荷重)を地面に伝える目的があります。
べた基礎とは、基礎の立ち上がりだけでなく、底板一面がコンクリートになっている基礎のことであり、家の荷重を底板全体で受け止め、面で支えています。
大きな面で家の重さを支えることで荷重が分散されるため、布基礎に比べて耐震性が高いだけでなく、荷重による沈下や損傷を防ぐ目的もあります。
他にも、床下の地面を全てコンクリートで覆うため、地面からの湿気が上がりにくく、木材部分の腐食を防いだり、シロアリによる被害も防ぎやすいというメリットもあります。

基礎パッキン工法

基礎と土台の間にすき間を開けて床下の換気を促す部材で、それを用いる手法を基礎パッキン工法といいます。従来のように基礎に換気口を設ける代わりに用いられる方法です。
通気性の確保の他、基礎の欠損部がなくなるため、構造的に強固になります。また、基礎上の木質土台と絶縁できることで床下の換気が容易となり、木質部の腐朽やそれに伴うシロアリの発生を未然に防ぐ効果もあります。さらに、経年劣化や耐荷重に対しても優れた耐久性・安定性を発揮し、半永久的な物性・品質を備えている非常に優れた製品を使用しています。

プレカット工法

プレカットとは、新築時の木材の継ぎ手部分等の工事において、あらかじめ工場等で加工しておくことをいいます。
大工等が現場で施工する工法とは違い、工場で機械的に加工することで、正確に高い精度で加工することができ、また現場での組み立てがしやすく正確になるため、工期の短縮にも繋がる工法です。また、CADデータを機械に転送しプレカットを行うことで精度の高い仕上がりとなる上、接合部分に金物工法を併用することで、より正確に強固な構造体にすることが可能となっています。
上記以外でも、工場で加工することで現場での加工がなく、ゴミや切りくずがでないため、現場を綺麗に保つことができます(ゴミ処分費を抑えることができます)。

金物工法

金物工法とは、従来の木造仕口・継手を金物接合に置き換えた木造工法です。
従来の木造工法では、接合部の仕口加工による断面欠損が耐震化を図る上で大きな弱点となっており、特に通し柱の断面欠損は大きく、過去の大地震でもこの部分の曲げ破壊が発生し、建物が倒壊する事例が多くみられていました。
しかし、金物工法を採用することで、断面欠損を小さくでき、従来の接合部より耐力がアップさせることができるように。また、プレカット工法と合わせることで、金物の木材への取り付けが容易となり、精度が高い仕上がりになるだけでなく、施行も容易になり、工期短縮によるコストダウンも可能となります。
金物は木材の内部に隠れ、スリット加工も小さいので、あらわし構造の場合でも美しい仕上がりとなります。

シロアリ防除施行

KLCでは、地盤・柱・大引へ専門業者による防除施行を行っています。
まず基礎工事を行う前の地盤に施工を行い、地盤にいるシロアリを駆除し、床下からの侵入を防ぎます。その後、柱や大引き等の木材に施工を行い、万が一シロアリが入ってきても木材に悪さしないようにしています。
またKLCでは、実績のある専門の業者を利用しています。

剛床工法

剛床工法は、根太工法に比べ施工性がよく、地震や台風等による横からの力(水平力)に対する耐力が高いという特徴があります。また、根太や火打ち梁といった構造用の下地を省くことができたり、根太の厚み分床を低くできるため、天井を高くすることも可能になります。木工事の時間や手間の削減に繋がり、剛床を張った上で作業を行うことで、施工面・安全面でも作業効率が上がります。

柱 集成材使用

柱・梁に集成材を使用することで、品質や強度にばらつきがなく、安定した品質・強度を確保することができます。
無垢材は、長年使用することで反りや割れ等が発生しやすいですが、集成材はこういった症状が出にくいため、反りや割れによる家全体に歪みが出たり、床にすき間ができたり、壁が割れたり等の症状が出にくくなります。
また、大きな木材になると、天然のものは高く、入手が難しくなりますが、集成材は天然ものより安価で大きな材料を入手しやすくなります。

F☆☆☆☆(フォースター)

建築で使用する材料は、全てF☆☆☆☆(フォースター)を使用しています。
F☆☆☆☆とは、JIS工場で製造されるJIS製品の表示が義務付けられているホルムアルデヒド等級の最上位規格を示します。使用する各材料について、メーカー発行の証明書を入手し、 F☆☆☆☆材料であるエビデンスもしっかり確認しています。
※ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群を引き起こす原因物質の1つとされています。